watashiさんの御意見に対して
①友樹くんが無抵抗だったのはなぜだろう?
>暴走族の掟(ルール?)みたいなもの?
>それとも、抵抗しても無駄だったからか・・・?
>または、自分も悪いことをした(バイクのこと)から一応の償いとして?
これに関して私は「リンチ下での抵抗は絶対的に不可能」だと思います。
実体験として不可能だと思います。
二、三人の人間相手ならば逃げることも可能だったかもしれません。
しかし、自分と同等かそれ以上の体力の人間の攻撃の合間を縫って、バイクや自転車を持った多数の人間から逃げることは不可能です。
何を根拠に「暴走族の掟を知っていた」とおっしゃるのでしょうか?
そもそもwatasiさんは暴走族の世界をご存知なんですか?関係者の方なんですか?
集団リンチにあったことがおありなんですか?
②少年の供述から・・・
>~その先輩達が、倒れている飯島君に向かって、「オメー、誰だ。」
などと声を掛けたのですが、飯島君は、「アーン。」とか言って、いわゆる>タメ口で返事をして、その態度に怒った先輩の誰かが、飯島君の顔などに蹴りを入れたりすると、飯島君は起き上がれず倒れたままの状態>で、「テメー、この野郎! 一人ひとり殺してやる! 覚えてろよ!」と、はっきりした言葉で話していました。~
>こういうことから、「ごめんなさい」とひたすら謝ったら、もしかしたら友樹くんは死ぬことはなかったかもしれない。
>友樹くんはこのままでは殺されると気付いていたのではないでしょうか?
>けれども自分に暴力を振るう人達に対してこびなかった友樹くんは、筋が通っていて精神的に強かったんだな、と思いました。
>あとは、そういう世界(暴走族の世界?)のルールをちゃんとわかっていて、守ったのですね。勝手な判断なのかもしれませんが・・・。
>私だったら自分の命を守るためにプライドを捨ててしまっていたと思います。
>けれども、友樹くんはそんなことはしなかった。最後までプライドを持っていた。
>加害者の心理としては、そういうところが気にくわなかったのでしょうか?
私はこの場で謝っていたらその後も友樹君に対する執拗ないじめがあったと思います。一度きりのリンチ以上の大きな被害を出すような事態に陥った可能性だってあるのです。ご両親や一緒にいたお友達も暴走族に目をつけられて、家や教室にまで押しかけられ、器物損壊や無関係な人間に対する暴力、友樹君の将来に対する妨害が起きていただろうと思います。より多くの人の殺傷に繋がっていたかもしれません。実際にそういう人が私の周囲にはいるのですから。被害者、暴走族双方の人間が半径1キロにも満たない小学校の学区内に大勢いる中にいるんですから。かっこよければ死んでもよいとは絶対に思いませんが、友樹君は惨めな生き方の大人になることだけは嫌だったのではないでしょうか。常にびくびくしてやりたいことのできないような人間にはなりたくなかったのではないでしょうか。人間らしく、自分らしく生きたかったから理不尽な暴力に対して屈しなかったんだと思います。
ただ…バイクの件は謝るべきだったかもしれませんが…。
それに、友樹君だって、まさか自分が殺されてしまうとは思わなかったんじゃないでしょうか?自分がこれからその地域で生きていくには彼らに対して屈してはいけないと思ったから反抗したのだと思います。そいう面で友樹君は強い子だと思います。
鱸 一浪