私はフランスに在住している者です。
事件のことはホームページを通して知りました。今現在でもこのような恐ろしいニュースが当たり前のように流れ、また少年達も「集団」でこういった行為を行うということや周りの人達が一切見て見ぬふりをする、ということに物凄く怒りを感じます。
加害者の少年達は将来も夢も何もないゴミのような人達です。人殺しをした時点で人権はありません。世の中のゴミとして扱われるべきであると思います。社会は「更正の余地があるかないか」などと言いますが、はっきり申しますと、人格を変えることは不可能に近いことであると思います。なぜなら、その人の人格などは親の影響が強く、3歳まででほぼ決定してしまうものです。加害者の少年も生まれつき悪い人達であったのではなく、彼らの親と与えられた環境によってそういう人格になってしまった可哀想な人達でもあります。ですので最も悪いのは加害者の親であると私は思っています。
私はヨーロッパにいて、このようなニュースをあまり聞きません。確かに日本ほど安全ではないですが、常に相談する場所も、協力者もいるし、文化や伝統を大切にする国ですので一人一人個性もあり、教育も優れています。子供達に順番を付けず、伸ばすところを伸ばそうという教育方針なのでそれぞれ個性があり、おたがいを尊重するような雰囲気です。もちろんケンカなどはたくさんありますが、日本のように陰湿でなくもちろん力勝負です。
最近思うことは、最近の日本人の男性が「女」に近いのではないか?ということです。いじめもそうですが、集団で行い、ばれないように口を合わせる、などということは女性のいじめの中で見られることです。日本には、堂々とした男性があまりいないような気がします。人数が多い中、1人でも出て行った友樹君は本当に堂々としていて、男らしい方だったのでしょう。私にはそう感じました。彼のような素直でストレートな男の人がもっともっと日本に増えてくれたなら、きっと日本も変わると思います。
この事件をきっかけとして、日本の若い人達にもっと夢と希望を持たせ、国際社会の中で日本のために頑張ってもらう、ということが今の私たちに与えられた仕事ではないかと思います。友樹君のお母様も、これからの健全で希望のある社会をつくるために頑張って下さい。友樹君も必ずいつも見ていてくれると思います。
余談ですが、私が最近学んだことですが、友樹君は永遠に生きているということです。確かに体はないですが、(もともと借りていた体で友樹君のものではありません。)この世の中での使命を終え、一足先に違う世界に行っただけであるということです。彼が日本に残したものはとてつもなく大きいと思います。
磯貝未來