初めてメールを書かせていただきます。
息子さんを理不尽に奪われたお母様の記述を読みながら、涙が出て止まりませんでした。

最近は以前には考えられなかった残虐な少年犯罪が多発しています。
光市の母子殺人事件、神戸の「酒鬼薔薇」事件、昨年の大分県での一家惨殺事件・・・
その度に思うのは、加害者が「未成年」であることを理由に加害少年の人権は守られ
るのに、その少年によって命を奪われた人の人権は誰も(特に警察やマスコミは)考
慮してくれていないように感じるのです。

突然大切な人を失った遺族の方々の悲しみや苦しみは一生消えない。奪われた命も
戻ってくることはない。なのに、加害者が「少年だから」という理由だけで、「未来
ある少年の更生のために」という大義名分のもとにほんの数年で自由を手に入れられ
る。そういう話を聞くたびに、やり場のない怒りがこみ上げます。その少年は被害者
だけでなく、その家族の方々の未来をも奪ったというのに。じゃあ、誰が被害者の未
来を返してくれるのでしょう!

現実の法と、人の心の間には大きな隔たりがあって、それが、犯罪によって苦しめら
れた人をより苦しめていることがたくさんあるのだ、と、最近しみじみと思いました。
私は家族をこのようにして殺された、という経験はありませんが、それでも可愛がっ
ていた猫が車にひき逃げされて死んだときには、「その運転手を同じ目に遭わせてや
りたい!」と思いました。殺されたのが「動物」というだけで「器物損壊」にしかな
らないのが、どうしようもなく腹立たしかったのです。(もちろん、最愛の息子さん
を亡くされた飯島さんの苦しみとは比べものにならないとは思いますが・・・)

思いつくままに書いてしまったので、まとまりのない文章で申し訳ありません。
これから先、少しでも事件の真相が解明されて、少しでも飯島さんのご家族の方々の
苦しみが癒されるよう、心よりお祈り申し上げます。


 P.N.:Mew