”愛するものをなくした悲しみにひたることも、とり消す
ことのできない罪過を悔やむことも、ふつうの常識や
計算からすれば、同じく無益で無意味のようにみえるでしょう。
しかし、人間のこころの内面的な歴史においては悲哀と
悔恨とはその意味をもっているのです。私たちが愛した
一人の人間の死を悲しむことは、その人を何らかの形で
生き続けさせるのです。”

(われここに立つ)宮田光雄

友樹くんはお母さんのなかで生き続けています。