志田糺です。
実に辛い立場ですが、飯島さんの苦しみに比べようはありません。
あえて、言葉にすれば、こうなるとメールします。
皆様のバッシングを受けるのを覚悟して。
最後に、飯島さんの文章そのままを載せます。
私は、このままを理解した積もりです。
飯島さんが求めているものはこの事件の真実であり、
些細なことでも良いから、この事件の真相、実に失ったゆうき君の
最後の瞬間に迫りたい気持ちです。
私はこの真実を探る勇気に感動を受けました。
「身を切ってまで真実を知る」勇気をです。
私にあっては、隠したいと思うことまで、曝け出し、
真実を探ろうとする勇気に感謝しております。
もしかしたら、親の愛とは言わないかもしれない。
そっとしてやって欲しいかもしれない。
ほとばしる恨み、憎しみがそれを捨て去ったのかもしれない。
それは私とは違う立場にあるかもしれない。
しかし、余りに不透明な、余りに理不尽な、そして、余りに腐敗した世間への
告発は、このHPの本心だろうと思っています。
しかし、このBBSでは、常ながら、同情が集ります。
同情してください、支援してくださいとは書いていないのに、同情と支援がほとんどを占めます。
果たして、このことで、このHPの目的は達成されるのでしょうか。
果たして、飯島さんは、真実をこのHPから読み取ることができたでしょうか。
飯島さんは全てを曝け出されている。
現在進行形で、自らの生活をも曝け出していられる。
そして、それに答えるに、我々は、何を持って答えを出しているのであろうか。
それは、第3者であり、被害者でない我々がどのようにこの事件に迫るかである。
もちろん、飯島さんは加害者へ、警察へ、そして、地元の皆さんへと訴えておられる。
我々の役割とは、こうした訴えが加害者、警察、地元に届くようにすることである。
すなわち、このHPの中に、これら三者が揃ってこそ、真実が語られるのである。
加害者に立つ論理をバッシングして良いだろうか。
警察の人々をなじっていいだろうか。
地元の人たちがこのHPに来なくて良いのであろうか。
飯島さんに代わって、我々は代役が可能であろうか。
私たちは、こうした三者の意見を聞かずに、このHPを続けて良いのであろうか。
同情、支援は飯島さんを勇気づけるかもしれない。
しかし、飯島さんの趣旨は生かされているのであろうか。
あつし君をはじめ、加害者と同じ立場での意見があり、
かなりの批判を買った。その批判は彼らを説得できたであろうか。
説得できなければ、抹殺しかないのであろうか。
ならば、どれほどの人間を抹殺すれば良いのであろうか。
勇気ある警察官が来てくれた。彼は一人で何ができるというのか。
少なくとも当該警察官が来るまで、彼らが、真実を語るまで、
この事件の真相は出てこない。
地元の人々も、誰かがこの事件を見ているし、多くが加害者と日常的に
接している。そのうち、誰かが、真実を語らずして、
この事件の真相は出てこないではないか。
飯島さんの苛立ちは、こうした関係者が黙していることである。
このHPの役割は、こうした関係者への呼びかけである。
決して、支援、同情集めではないように思える。
私は、この事件との接点に近づくように、発言している積もりでいる。
私も知りたい。
もしかしたら、私の経験外のことかもしれない。
もちろん、私の経験の範囲かもしれない。
この事件を一刀両断に断ずるのは容易である。
しかし、それで、飯島さんが納得できるとは思わない。
警察が、地元が、加害者が沈黙していて、
どうして、真理が語られようか。
私たちが知っているのは、飯島さんからの報告のみである。
それだけならば、飯島さんは何も「本当のことを知りたい」
とは言わない。
私たちは、飯島さんが知らないことを伝えるべきである。
できるならば、この事件に関係する些細なことでも持ちよるべきである。
そして、自らの思いは、飯島さんが知りたい1つの意見である。
「貴方はどう思う」と問いかけられている。
その時に、自らの心情を語ることは重要である。
それが、加害者であろうが、加害者の論理に立とうが、
そして、同情であろうが、支援であろうが、なべて必要な意見である。
それらを選択し、苦しみの中で、生き抜く知恵とされるのは
あくまでも飯島さん個人である。
加害者の意見はより戦いのためのエネルギーとなる。
支援者の意見は疲れた精神の癒しとなる。
私たちは、なるべく多くの、多様な意見の参上することを願うべきである。
そのように努力するべきである。
論争も素晴らしい。しかし、排除の論理は許されない。
バッシングも然りである。
―――――――――――――以下、飯島さんの原文―――――――
私は一生、加害少年達はもちろん、友樹が暴行されているのを知りながら
知らん顔をしていた関係者全員を許すことは出来ない
!!
友樹を返して・・・
15年間愛しみ育ててきた、私の宝を返して・・・
返してくれるのなら、何もいらない。何も言わない。
@「せめて、本当のことを教えて・・・」
「少年犯罪被害当事者の会」 関係者の皆さん等に励まされ、
A「私なりに事件のことを詳しく知りたい、本当のことを知りたいと、
頑張ってきました。
しかし、事件の内容を知れば知るほど、疑問点・納得できない点が多々出てきまし
た。」
一人の尊い命が亡くなっているのですから、いくら少年事件とはいえ、
B「第一次捜査権を持つ警察も検察も、もっと真剣に事実関係を調べてほしいと思い
ます。」
「死人に口無し」 をいいことに加害者側の言分を一方的に取り上げるのではなく、
被害者の人権・名誉も考慮し、せめて公平な目で捜査してほしいと思います。
皆さんのご意見をメールにてお聞かせください。
C「地元の方、関係者の方々、
事件についてどんな些細なことでも結構ですので情報を送ってくださいますよう、
お願いいたします。」母・京子
このページの趣旨から離れたご意見については、
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ご意見をいただいた方、お一人お一人にお返事を差し上げたいところですが、
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