飯島京子様
 
 はじめてメールを致します。現在38歳で3歳8ヶ月の女の子と、
0歳10ヶ月の男の子の母親です。友樹君と京子さんの事は朝日新聞で知りました。
当時パソコンを持っていなかった私は、新聞の切抜きを4月に生まれた息子の育児日誌に
はさんで保管していました。パソコンを欲しいと思ったのは、育児休暇中に会社の仲間との
やり取りに使用したいと思ったのはもちろんですが、それ以上に京子さんのホームページを、
拝見したいという気持ちが強かったように思います。
 その後、パソコンは11月に購入しましたが、なかなかメール出来ずにいました。
自分も2人の子の親として、そして京子さんとは年齢もさほど変わらないのに、痛いほどわかる
この苦しみにどんなメールを送って良いのか、自分でも整理がつかずにいたのです。
私が初めてこちらのホームページを拝見した時、我が家でもハイハイしはじめた息子(瑞生「みずき」といいます)と、
「思い出」の中の友樹君の、ハイハイする可愛らしい姿が重なって、流れ出る涙を抑える事が出来ませんでした。
そして友樹君が生まれた頃、私は22〜23歳だった事に気づくと、15年の生涯がいかに短いかと言う事を、
ことさらに感じぜずにはいられませんでした。
 今日は早く眠るつもりだったのですが、ホームページを開くと友樹君のお誕生日でした。
何だかうまく気持ちを伝えられないけれど、今日が友樹君のお誕生日だと気づかなければ、京子さんにメールを送る
事は出来ただろうか・・・と考え、思い切ってメールをしました。BBSでとても冷静に意見を述べていらした、
富久様もご子息の生きた証を、本にされる協力をなさったと新聞で見ました。
 いつも京子さんの日記を拝見すると、打ち込んでいる時間が遅いようなので、お身体はだいじょうぶかと心配しています。
なんだか支離滅裂な文章になってしまい、恐縮しております。また、メールさせてください。
 
  天国の友樹君、お誕生日おめでとう。
 
 
牧野 かおり