飯島さんと富久さんが仰る「子どもを失った当事者でないと、その気持ちは理解でき
ない」とういうのは、
確かにその通りですが、それを言われるとどうしようもないです。
御意見として、どんな意見を述べてもそれは第三者の意見ですから。

またここで「警察、検察、裁判、少年法のあり方」について意見を求められるのは、
それは飯島さんも富久さんも現在あたっておられる問題ですから、
そう考えられる事は、よく分かります。

しかし多くの人々にとって直接関わる重要な問題は、
自分や家族が犯罪被害者にならない事だと思います。
確かに被害者になった後でしか、その気持ちは分からないけれど、
そうなる前に多くの人が、犯罪に対する意識を向上させる事や場を設ける事の方が先
にあるべきと
私は思っています。

私のバイク盗難撲滅に関する活動も、昨年の学内で発生した少年グループによる事件
から、
大学の協力のもと、地域の方々と警察、弁護士さんと意見を交わせる場を持てるよう
になりました。
小さな犯罪かもしれませんが、それが凶悪犯罪につながる事があり、
その悪を小さいうちに絶つための情報交換と対策を行う場になればと思います。

昨年末から、そちらの活動と本業である研究と発表の準備で忙しく、
最近はメールをせず、読むだけになっていました。
私は自分の活動にも意見にも自信を持ってやっております。

只、こちらで意見する私の意見が、飯島さんが求められておられる内容とは、
違うようですし、今後はメールをしないつもりです。

吉藤 健次