友樹くんのお母様
はじめてお便りさせていただきます。
私は、26才の独身女性で、子供もおりませんが
少年犯罪がテレビや新聞等で報道される度、胸がしめつけられる
ような悲しみと、加害者に対する怒りがこみあげます。
本ホームページを拝見させて頂いて、法律の件が少し記載されておりましたが、私は法律家ではないのでその件に関しましては
お力になれないことをお許しください。
ただ、加害者側の方には申し訳ないけれど
『人一人の尊い命を奪っておいて生きていられる神経が信じられ
ませんし、その少年達は一生許されてはいけないはずだ』
というのがきれい事なしの私の本音です。
更正?冗談じゃない。他の誰が許しても私は絶対許せません。
・・・・・友樹くんのお母様の深い怒りや悲しみは、ご家族の方しか
受け止める、あるいは本当の意味で理解することは難しいと思います。
心のケアに対して恐ろしいほど遅れている日本のシステムが
これから良い方向へ変わってゆくよう、善良なる人が暮らしやすくなる世の中になるよう、私達一人一人が意識的に変えてゆかなければならないと思います。私のようなこんな小さな力でも、同じような
方が集まればきっと変えられると信じております。
すべてを人任せにせずに、やる前から諦めずに希望をもってがんばって行こうと思います。
友樹くんが使命のために第一の人生を早く終えてしまったことを、けっして無駄にはしたくないです。
木村 奈己