皆様 明けましておめでとうございます。 m(_
_)m
「法律新旧対照条文」を、ざっとですが読んでみました。結局以前とほとんど変わりないように思いますね。
例えば「第三十一条の二」に、その通知をすることが少年の健全な育成を妨げる
おそれがあり相当でないと認められるものについては、この限りでない。・・・
とあるが、こんな但し書きは「相当でないと認められるもの」と判断する基準は何か?
を明確に記述しないと意味がないように思いますね。
「第九条の二」(被害者等の申出による意見の聴取)以下の内容についても同様です。
要するに、少年法(改正後)の文書を見る限り加害者の少年を守ることが第一優先で
被害者または遺族については以前と同様二の次になっており、抜本的な改正とは思いがたい。
今回の改正で被害者や国民が納得すると思っているのかも知れないが、要するに理屈を付け加えた
責任回避には変わりないように思いますね。
最近の少年犯罪では「精神障害」→「医療少年院」→「5〜7年後釈放」というパターンが多い
様に思いますが、この法律自体が不可解ですね。則ちこれは、法的拘束期間が満了したら
本人の症状がどうであれ釈放するわけで、その結果再犯した場合本人の過失だけを問い
前回判決を下した者は少年法に従っただけという仕組みなっており、その責任は問われない。
ついこの前もいきなり「キリ」で他人を刺した女がいましたが「放置国家」ですから、それでも国に責任は
無いということなんでしょうね・・・本当の意味での加害者は「刺した女」でしょうか?
「天網恢々疎にして漏らさず」と言う諺がありますが、今となっては何の説得力もありませんし「死語」ですね。
「極論」かも知れませんが「人を壊してみたかった」とか「父親に恥をかかせたかった」という理由から
無関係な他人を殺害したり危害を加えるような「同類の人間」は、形式はどうであれ人間社会からは
「排除または永久に隔離」しても良いと個人的には思います。言い換えると通常なら善悪の判断が出来る
年齢で有るにも関わらず且つ、これほどの「精神異常」をきたしている危険因子である場合には、
もはや人としては認知しがたく一般社会には必要ないと言うことです。
しかしこんな人間でも身内に「権力者」と呼ばれる人がいた場合、ある種何らかの力が作用するみたいですね。
如何に脆弱な「閉鎖的癒着構造」であるかが伺い知れます。
実例を挙げれば・・・(本当は3人の住所氏名、TEL、顔写真まで掲載してありますが伏せておきます)
栃木県警の萩○孝○警部補の次男(首謀者:克○)がおこした「67日間集団リンチ殺人」。
3人が正和さんに凄惨なリンチを加え、700万円もの借金をさせて自分たちの遊興費にあて、
最後には正和さんをネクタイで絞め殺してコンクリート詰めにした事件である。
2000年5月現在、警部補の萩○孝○は、相変わらずのうのうと、栃木県警本部に勤務しているそうです。
克○はこの事件以前からさんざん非行を重ねてきましたが、不思議なことに仲間が警察に捕まっても
こいつだけは捕まらなかったそうです。なぜでしょうか?
さらにまたこいつは、無期懲役判決を不服として控訴したそうです。
本誌の取材に対しても栃木県警は「現在調査中」の一点張り。
「何でこういうことになっちゃったのか…。こっちも辛いし、ショックを受けている。本当に疲れているんです。
勘弁して下さい。あなたはこちらの気持ちが分かるんですか。飼っている猫が死んだら、育てている花が枯れたら
悲しいでしょう。須藤さんのご両親に対しては何も言えません。その辺りの気持ちは弁護士に聞いてください」
と答えたそうです・・・(以上は某所からの部分転載です)
(写真週刊誌フォー○○平成12年5月24日号の記事を編集したもの、という事になっています。)
これは今も生々しく記憶に残る、須藤正和さんの事件ですが実際に人を殺しても所詮はこんな態度です。
「人間本来の良心や常識」を持ち合わせているならこの時点で即免職にしているか、自ら辞職しているハズですが
組織及び萩○親子から何ら反省の意志は伺えません。ハッキリ言ってこんなクズ共には人権など無いと思いますね。
また聞くところによると、5年後に再度「少年法」の見直しがあるという事らしいですね。
今回の改正で、今後数年間に少年による複数の犯罪被害者が出れば見直し、出なければ見送る・・・
という事と私は解釈しています。が、しかし今回の改正後、少年による犯罪は果たして激減するでしょうか?
被害者遺族や国民が納得し安心して生活できるとは、私には到底思えないのです。
実際のところ、「先生」と呼ばれる人の子供が殺されないと改正対象にされないのではないか?という気がします。
私の知人や親類にも元警察官、現職の警察官、医師、弁護士、教職員等がいますが
新聞TV等で報道されているような事以外にも実際はもっと色々あるようで、中には耳を疑うような話しもあります。
とても書けるようなことではありませんし、良い意味でも悪い意味でも所詮は皆さん「お友達」ですからね。
非常に嘆かわしい限りです。
結論として、少年法に限らず「法律の表面」をいくら磨いても効果は期待できないと思いますし
意識不明の患者にシップ貼って治そうとするような保守的政策は、21世紀になっても続くんでしょう。
本質的な改正(特に自民党・日弁連他)及び、その主要システムを変えない限り被害者・国民は
いつまで経っても報われませんね。決定権のある人間に対して「激甘の管理規制」を法律とし保護している間は
同じ利権争いを無限ループするだけで意味がなく、一時的な解決にしか成らないと言うことです。
問題なのは、このシステムを変える事が出来うる「日本人」が皆無に等しいという現在の状況ではないでしょうか。
現在の日本のあらゆる社会情勢がそれを証明していますし、新世紀になって好転する理由も見つかりませんね。
少々愚痴っぽくなってしまいました m(_ _)m
怒れる一般大衆 より