以前の投書ではかなり極端に書きましたので、補足説明致します。私の場合は匿名のメールは読まずに全て捨てますが、飯島さんのHPですので、それは飯島さんの判断に依ります。また、私は20年来のパソコンユーザーで、インターネットは立ち上がりより、よく存じております。

「怒れる一般大衆」と「TP」さんへ

●匿名投稿について
実名を書いても、住所や電話番号を公開する訳でもないので、私の経験上、実害は全く無いと言うことです。実名で投稿している人は新聞でも雑誌でもネットでも沢山おります。その人達がみんな被害を受けていますか。そんな言い訳は詭弁だと思います。どんな人が読むか分からないから、批判を受けるかも知れないから、実名が恐いと書かれた方がおられましたが、それが問題なのです。批判、反論、非難などを覚悟の上で持論を述べるのでなければ、説得力も責任感もありません。本名か偽名か分からぬではないかとの指摘には、その通りだと思います。偽名を使う人は論外です。ですが、新聞の署名入り記事と署名なしの記事の違いです。実名を入れれば、少なくとも、私の知人や友人には私だと分かります。従って、投稿する際には何度も読み直し、熟慮の上で投稿するように気を付けることになります。責任感が違ってきます。書き殴りの文章は、恥ずかしくて投稿できなくなります。中傷や悪口も書きにくくなります。インターネットの匿名性を隠れ蓑にして、書き殴りの言いたい放題を(あなた方がそうだとは決して思いません、むしろ逆だと思っています)私は問題視しているのです。匿名の利点など私には理解不能です。「加害者の一人だから匿名で」なら、特別な理由があるのなら、分かります。無論、これも飯島さんが認めるのなら、飯島さんのHPですから、問題にはなりません。

●BBSについて
匿名の声なき声をいくら集めても、山ほど集めても、何の実効性も、説得力もないと思っています。だからこそ、少年法改正の署名活動が必要となるのです。署名があって初めて効力を持ちます。例えば、匿名の投書を百万通集めても何の効力も持たないでしょう。BBSは匿名性が特徴ですから、中傷でも、悪口でも、何でも言いたい放題の危険性があります。暇つぶしの道具になる可能性が大きいのです。飯島さんのHPは「御意見」欄がありますから、BBSは必要ないのではないでしょうか。普通のBBSとは違います。殺人事件の遺族のBBSです。何度も何度も悪口を目にすれば、誰だって傷つきます。話し言葉なら消えてなくなりますが、文字として残ると堪えます。心ない人に言いたい放題を書かれる可能性が大きいから、掲載しないことにしても、一度は読まなければなりません。何度も何度も傷つけられたら、いくら飯島さんが気丈でも、終いには心が壊れる恐れが出てきます。そうまでして、BBSで匿名の意見を求める必要はないと思います。私は飯島さんの日記とBBSを読んで心配になり、差し出がましいとは思いましたが、BBSの閉鎖を申し上げたのです。ある程度の誹謗中傷は覚悟の上でBBSを開設したのだから、よく乗り越えてきた、という意見もありますが、そうではなくて、限界に達したのだと推測しています。頭では理解していても、現実に文字として残り、毎日目にしたら、耐えられる人がいるとは思えません。一人の人が終わっても、また新たに別の人が来て、同じ様なことを書き込みます。際限がありません。耐えられる筈がありません。

他の皆様へ
子供を突然失って悲しみと悔しさで心を覆い尽くされている親が、どういう言葉に傷つくか、私の場合を申し述べます。
「悲しみ続ける人生なんて」「憎み続ける人生なんて」「死んだ者は生き返らないのだから、メソメソしてないで早く切り替えて頑張って」「私は親の死をこうして乗り越えたから、貴方もそうして乗り越えたら」「...すると息子さんが悲しみますよ」や「...すると天国の息子さんに怒られますよ」等々、人の心に踏み込んだアドバイスは、ぶん殴ってやりたいほど、傷つきます。息子のことをよく知っている親しい人なら別ですが、見ず知らずの人にどうして息子のことが分かるのかと。善意で言っているので殴りはしませんが。ただ、経験しないと無理かな、思いやりが一寸足りない人だなと思うだけです。

子育てがどうだとかバイク窃盗がどうだとかは本来の論議とは無縁で、そんなことに言及せずに少年法の議論は十分可能な筈です。そのくらいの配慮は、飯島さんのHPなのですから、あって当然だと思います。

●少年法について
具体的に少年法の何処をどう変えたらよいのかに議論を進めた方がよいのではないでしょうか。
抽象的な議論をしても、平行線で成果が出ないのでは、と思います。

横浜市 富久邦彦