私の「少年法」に対しての立場を簡単に述べると、少年法の
精神は尊重しなければならないが、現行の少年法は絶対のもの
ではなく、改めていくことも考えても良いのではないかという
ものです。そして、それは現状を、どうすればより良くできる
のか、それを考えようという立場に立つものです。
 
 ただ、どのような意見にしろ、それを提案をしていく時には、
論理だったものである必要があるのではないかと思うのです。

 高橋謙次氏がおしゃるような今回の件を「自業自得」だという
ような飛躍した言葉は、議論の腰を折るものだと考えます。

 通りがかりに肩が触れたから、ぶつかった相手に刺し殺され
る。それは「自業自得」なのでしょうか。
 あるいは、駐車禁止の所に車を止めて、それを咎めた人に
刺し殺されたとしたらそれは「自業自得」なのですか。

 ある行いが、ある行為を起こす一つの原因になったとして、
それをその原因の重さを量らずに、「自業自得」というのなら、
言葉の意味を把握していないか、論理がアバウトすぎるのでは
ないでしょうか。

 Eメールは日記とは違うのですから、思った事を言えば良いと
いうものではないと思うのですが。
 私が氏について述べた疑問を「野次」という事ですが、その
言を借りれば、氏のそういう言葉が、このホームページへの
あまり程度のよろしくない「野次」なのでは、ないでしょうか。

 また、今回の少年法改正案については、「少年を刑事処分相当
として逆送するのは裁判官の裁量に委ねられているが、殺人、強盗、
強姦など、極めて凶悪重大な犯罪については、少年の年齢を考慮し
つつ、原則として逆送する制度を設ける。」の案には賛成です。
 それは、その罪の大きさ、社会に与える影響を考慮するからです。
 また、被害者への配慮をすることは、これまで以上に必要だと
考えます。

                 横浜市 TP