飯島さま。
大変な作業、いつも感謝しています。
何かの支援になればと思いながらも、月並みに「お身体を大切に」としか言えません。
BBSの様子がおかしいようです。
URLがInvaridになります。
前から、星マークがついてくるので、心配していましたが。
以下の文章を送ろうと思ったのですが、入りません。
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タイミングなので、「ご意見」の中でも同じと思いメールします。
法律の難しさはその条文よりも運用です。
法律に接する周囲の環境で、どうにでも解釈されます。
もちろん、論理的かつ厳格に作ろうとされていますが、
それを元にする判断は多岐に渡ります。
裁判官も、判例に依存するわけで、その条文による自らの判断は少ないものと理解し
ています。
世論によって、判決が影響されてはおかしいのですが、そのことは現実に起こってい
ます。
条例を変えても、周囲の運用する人間が変わらなければ、法律は活かされないのが実
状です。逆に、厳密に法律を適用するとすれば、これほど、現実を無視したことはあ
りません。少年法は最たるものでしょう。
警察官や運用に携わる人々が、自分の都合で、もしかしたら、現実を見ないでの運用
をやっているに過ぎないと思います。
被害者の会、岡村弁護士の話が昨夜テレビでやっていました。
彼は、今までの自分を悔いていました。
妻が殺されるまでは、わからなかったといいます。
ということは何万人もいる法曹界の人々、妻が、親族が殺されないと、
現実の被害者の苦しみが分らないということでしょうか。
余りにも厳しい話に聞こえます。
逆に、法曹界の人々が、岡村弁護士の気持ちの数分の1でも持って頂けたらば、法改
正の問題では無しに、現実の被害者をもっと多く救うことになると思うのですが。
私はこうした良心が、エネルギーが極めて少ない現実の中で、少年法改正という国を
動かすような膨大なエネルギーの消費に移してしまう勢力に反対します。
その貴重なエネルギーは、岡村弁護士のような人々を一人でも多くすることに費やさ
れなければならないと思うからです。
少年法改正がトリガーとなって、こうした人々を掘り起こせればという期待もあります。
しかし、このBBSに見られるように、人の掘り起こしは少年法の改正ではありませ
ん。自らの経験を語り、自らの経験を2度と起こさないことを語り、今後、何事に対
しても、自らが先頭で、犯罪を防ぐことが出来るという勇気と確信の中で、人起こし
が始まります。
私もゆうき君の事件で啓発された一人ですが、もっともっといっぱいの人々がいま
す。このBBSには、ゆうき君に匹敵する被害を受けた人々が沢山いられます。
この人たちの言葉は、人々の連携なしにはその事件を未然に防げないことを教えてく
れます。法曹界には第2の岡本弁護士を作る必要があります。被害者としての弁護士
ではなく、現実を見直す弁護士を育てなければならない。
どんぐりさんの提起、どしんと答えます。
私たちは、平和の中で、日常の厳しさを忘れてはいまいか。
もっと、私と他人との、環境との、少年との、法律との距離を正確に測る訓練をしな
ければならないと。悩める人、考える人にならないと。