法務大臣に直接お会いすることが出来て良かったですね。
もし京子さんが泣き寝入りしていたら何事も
先へと進みませんでした。
皆様のメールを読んでは考え、
私が関わっている「引きこもり児童」の会の方達とも
いろいろ話しをしています。
「少年達にたいする処罰の仕方」についてはいまだまとまった意見を持てず
におりますが、「加害者だけが守られている少年法」には
やはり矛盾を感じます。加害者がそこまで手厚く保護されるのなら、ましてや被
害者はその何百倍も保護されて当然です。
その考えはこのHPを通して全く考えさせられましたので、
私なりの意見を法務局にメールしました。
そのような小さなことしか出来ませんが、
京子さんの立ち上げたHPの力によって
私も動かされた者の一人です。
事件の真相に関しましても、やはり全てを明らかにしたいというのは
当り前の想いだと思いますので、裁判の記録の閲覧等も
被害者の方の希望に添って、
出来うる限り現状からの改正が進めば良いと思います。

被害者のプライバシー保護も当然です。
住所、氏名、写真等の勝手な報道は被害者のご遺族にとって
二次災害、三次災害にもなりえることですし、そっとしておいて
欲しいと言う思いだけの時期もあるでしょうから。
それゆえまた加害者の少年の実名報道というのも
とても危険な気がします。
彼らにも兄弟姉妹がいるのではないかと
思いますし、
彼らを取り巻く大人は子供の犯した罪に責任があり、
どのような形でもともに罪を償うのが当然だと思いますが、実名を出し、あらゆ
る人に「どこの誰」ということが分かってしまうのは、
まだ独立出来えない未成年の兄弟姉妹までがその罪の中に
巻き込まれてしまうことにもならないでしょうか?
兄弟姉妹、そのような立場の人間さえも、「犯罪者の家族」というだけで
世間から白い目で見られたりすることにはなってほしくないと
思っています。
やはり被害者の方のプライバシーをもっと尊重するような
法に改正して欲しいと考えます。

あとこのHP上で
さまざまな意見の方が自分なりの意見を述べ合う事は
とても大切だと思います。どういう意見であれ、この事件に関心をもたれ、
無関心ではないのですから。
ただこれは私の考えですが、
たとえば私個人としては、吉藤さんや高橋さんの意見に関して言えば、その意見
の内容以前の部分での疑問の方が大きいのです。
「窃盗も犯罪である」というご意見も、「少年犯罪は身近な家族から防ぐように
していこう」というご意見も間違っていません。なのにどうしてそのような当り
前の意見に幾人かの人はその主旨を誤解し反論してきたのかを、もう少し自分自
身で突き詰めて考えて欲しい。全く世の中感情論に流されている奴ばっかりだと
か言う前に、どうして自分の本意が伝わらなかったのかも考える必要があります。
本当にそれだけのことを言いたいだけだったとしたら。

他の人と全く自分の意見が異なる場合、たとえばこのHP上で言えば自分は少年
法を改正する必要はないと思っているとかそういう場合ですが、
本当にそのような考えを持たれており、その考えを伝えたい人は、
もっと真剣に真面目に言葉を選びとっていくと思います。

これはあくまで私個人の考え方です。
このHPの主旨とは全く関係のない意見ですね。
すいません。

事件を風化させることなく、これからも考えていきたいです。

石山 孝子