14日NHK放送の「犯罪被害者はなぜ救われないのか」を見ました。
子どもを奪われた親たちの悲しみ、怒りが伝わって胸がつまりました。全身やけどを
負わされた若い女性が出ていました。命をとりとめても、心身共に重い後遺症に苦し
み、しかも莫大な医療費を負担しなければならない。それなのに加害者は、まだ22
才ということで、刑は6年だったとか言ってました。とても短いです。
 この番組は、今までの刑事裁判で被害者の知る権利がないがしろにされていたこと
を訴え、犯罪被害者の会をクローズアップしたことで、効果があったと思います。
 一方、朝日新聞は、まだ少年法改正に慎重な立場なんだろうか。今月の記事にあっ
たと思いますが、大阪の弁護士たちが「凶悪な少年事件が最近、多くなったかに思わ
れるが、昔から数はあったので、今、少年法を改正する理由はない、厳罰より手厚い
ケアを」と訴えているそうです。どうしてそんなことを取り上げるのだろうか。他に
山口母子殺害事件の犯人を死刑にしたらいいと書いた本の書評のところで、論説委員
は「同心円を描くな」と最後に記してました。どういう意味でしょう。
 私は、もし自分が加害者の親でも、殺人を犯したなら(状況にもよるけど)厳罰に
してほしいと思います。最近、裁判で、雪印の被害にあった人が30万の補償を請求
したり、マンションの赤ちゃんの夜泣きがうるさくて、大家に引越しの費用を訴えた
りする時世です。殺人や傷害の罪は、もっと重くしてよいと思います。

ゴエモン