このホームページをみつけてから,何度もメールを送ろうと思いましたが,なかなかうまく考えをまとめることができませんでした。まだ,しっかりと考えがまとまったわけではありませんが,今,私が思うことを書いてみたいと思います。
私は,小学校の教員です。教育に携わるものとして,毎日報道される青少年(それも若年層の)犯罪には胸が痛みます。どうして,犯罪を犯す前に止めてあげることができなかったのか,子どもたちへどんな指導をすれば犯罪を止めることができるのだろうか・・・・。いろいろ考えますが,答えは見つかりません。
教室の中でもいろいろなことが起こります。中学年ですから,笑って済ますことのできるような問題が多いのですが,子どもたちの心を育てるために,よく問題についての話し合いを行います。たとえば,悪口を言うことが言われた人にとってどんな気持ちになるのか。借りたものを返さない,またはきちんと管理をしないことは相手に対する信頼を失うことにはならないのかなど。ほんとうに,ちょっとしたことなのです。でも,子どもたちはもともと自己中心的であり,お互いを思いやる心,優しい心は私たち大人が教えていかなければならないことだと思います。生活の中で,言葉で,行動で,そして,経験で・・・・。
私は白紙説を信じて,教育の場にいます。子どもたちの心はもともと白いキャンバスなのです。どんな色に染めていくのかは,周りの者の努力次第だと思います。あきらめないで,子どもたちとそして,その親御さんたちと接していきたいと思います。あきらめてしまったら,それ以上良くなることはないのですから。子どもたちの明るい明日を信じで,明日も
教室で子どもたちと向かい合いたいと思います。
日本の社会の宝物である子どもたち,彼らを育てていくのは,親御さんだけではなく,社会全体だと思います。
さと