先日サピオの記事を拝見しました。
 記事の感想を申し上げます。飯島さんには耳の痛い内容ですが、バイクを盗まれた被害者の気持ちや少年犯罪についての私なりの考えを述べたいと思います。
 まず、今回の事件の前にバイクを盗んだ容疑で、親同伴で警察に事情聴取を受けたようですが、本人はその時どれだけ反省していたのでしょうか?親として自分の息子に再発防止のためにしっかり指導したのでしょうか?今回の事件のきっかけは前回の犯行の反省をせずに同じ過ちを繰り返した結果起こったことです。これは本人や親の責任です。
 また、事件当時の息子の犯行について、あたかも自分の息子は一番悪くないといったことが書いてありましたが、あまりにも息子に甘いのではないでしょうか?盗んだバイクだと知っていてそれを貰ったりしても、立派な犯罪です。ましてや15歳ということは運転免許もありません。普通の人からすると、盗んだバイクを無免許で乗り回している少年は暴走族と変わらないと思います。家庭では「心の優しい子」だったかもしれませんが、世間に迷惑をかけている「悪ガキ」だったことは事実です。 (他人の子供が同じことをしていれば不良少年という目で見ると思います。)
 殺人と窃盗を比較すれば罪の深さは明らかですし、泥棒をしたからといって殺されるのは理不尽であってはならないことです。
 今回の事件で犯人の少年が少年法によって納得のいかない処分を受け不満に感じるのはもっともだと思います。しかし、友樹君もその少年法でバイク盗の処分が軽かったはずです。バイクを盗まれた被害者からすれば、盗まれたバイクが戻ってくればいいというものではありません。現在の法律での処分が不満だと感じているのであれば、友樹君が盗んだバイクの被害者に対して逆の立場に立ち納得のいく対応をしてあげてほしい。
 暴走族をはじめ、常習的に非行を行う少年を見ていると親は自分の子供の行動についてどう感じているのか疑問に思います。結果論ですが友樹君が犯罪を犯さなければ、また事前に親が友樹君に窃盗の罪の重さを理解させてあげれば今回事件は防げたはずです。
 冷たいかもしれませんが警察の捜査や少年法の不備について後から議論しても友樹君は帰ってきません。
 少年犯罪を減らすためにも、一人ひとりの親が自分の子供を犯罪少年にしないようしっかりしつけをすることが大事だと思います。
 色々と厳しいことを書きましたが、私の正直な感想です。
 
                       高橋 謙次(31歳)