メールをすべきか随分悩みました。はたして、私にその権利、資格があるのだろうかと。
一晩考えて、やっぱり出すことにしました。今も、権利と資格については回答がだせていないのですが。
最初に、あなたの質問、友樹くんを殺害した少年・家族を殺せ、という意見には、誰からもやめろ、
という反応が無い、という質問への、私の回答です。
それは、彼らが、殺せ、と言っていても、本当に殺すとは思われなったからです(その文面から)。
あなたは、本当に包丁を持っていた、というので驚いたわけです。もし、友樹君の復讐あるいは
自分自身がやられた少年に復讐をするので、本当にナイフ持ってます、というような内容で、
本気っぽいメールがはいったら、やめろ、と反応しています。殺してやりたい、と思うことと(これは
私もあります)、実際に凶器を保持すること、は非常に大きな差があると思います。今も、あなたが、
バイクの盗難で憤りを感じた少年やその両親を殺してやりたい、と思われていること、そう思うことに、
私はあえて違和感を感じません。
あなたのメールを読んで、私自身不快を感じる気持ちを、どうしても押さえる事ができないのですが、
その理由はなぜか考えてみました。あなたの主張されていることは、もっともなことだと思うのに
何故不快に感じるのかを。
その理由は、こういうことではないか、と思います。
あなたが、少年の盗難犯罪を大きな問題と考え、それを減少させるべき、というところには理解同意
できるのですが、その主張の方法・意見の進め方が、飯島さんへあたる、という手段をとられていること、
そして、文面から感じる全くの推測ですが、あなたのバイクを盗った少年の両親と、オーバーラップをさせて、
無意識に(あるいは意識的に)攻撃の対象を転化しているのではないか、と感じるからです。
盗難犯罪も非常に悪い、というあなたのもっともな主張が、何故か前向きな意見として私の耳には聞こえず、
飯島さんへのバッシングによって、ご自分のいやな体験のフラストをぶつけているように聞こえるのは、
考えすぎ、言いすぎでしょうか。
このHPには、過去に少年犯罪の被害にあわれた方が多く意見されています。その少年たちを憎む
気持ちは、あなたと変わらないと思いますが、その方々の意見に不快感を感じず、むしろ前向きに
感じるのは、殺人・傷害と盗難の差では無いと、感じます。皆さんの意見には、そのバッシングや
腹いせのようなものが感じないからかも知れません。
あなたが、飯島さんへ投げかけている質問への、飯島さんからの答えの内容は(飯島さんが答えられるか
答えられないかは別としても)、あなた自身すでにわかっているはずです。その答えを実際に”生”で聞いて、
あなたはどうしたい、何を感じたいのでしょうか。これ以上は書けませんが、そのあなたの感じたい
と思われている気持ちとその行為には、あなたのバイク盗難の少年両親に対する憤りを理解した上でも、
私はどうしてもついて行けません。
あなたは、大学生のようですが、その年齢として、やっても良いことと良くないことがあるとすれば、
良くないことではないかと感じてしまうのです。
ペンネーム WES