初めてメールさせて頂きます。
本日初めて、本サイトを拝見させて頂きましたが、
涙がこみ上げてきて抑えられませんでした。
息子様を、理不尽な暴力により奪われたご家族の
心の痛みは、想像に耐え難いものと拝察致します。
2人の幼児を持つ我が身に置き換えても、
自分の子供が、ある日、突然帰ってこなくなる、
という受入難い現実に耐えきれる自信などありません。
現在、シンガポールで駐在していますが、
当地では、日本では信じられないような、殺人事件も
多く報道されています。
最近、社会問題化しているのが「Killer
litter」。
直訳すると「殺人ゴミ」。
シンガポールでは国土が狭いため、ほとんどの国民が高層団地に
住んでいます。そして、ほとんどの建物にベランダが無いため、
高層階の窓枠に置いてある鉢植えや洗濯棒等が落下し、
下で遊んでいる子供達が巻き添えになるという事件が
多発しています。故意に、物を落とすこともあり、時には
椅子や机がそのまま落ちてきたこともあります。
シンガポールは既に先進国の一員に数えられるまでになりましたが、
国家の姿と、国民の真の姿は必ずしも比例するものではなく
シンガポール上級相(近代建国の祖)のリークアンユーは
人間を完全に「性悪なもの」ととらえ、社会秩序を乱す者には
徹底的な罰をもって対処すべしとの立場をとっています。
他人を傷つければ同じ痛みが与えられるべきという理念を
貫いており、少年に対しても「むち打ちの刑」が即実施されます。
欧米諸国から時に、非人道的と批判がされますが、
人間(国民)が共存していく為、社会秩序を乱す者には
当然として受入れられています。当然、死刑も存在します。
子供は親(おとな)の鏡です。子供が凶悪化していく背景には、
大人社会のモラルダウンが必ずあります。
犯罪を犯したものは、自分の命をかけて償わなければならないという
基本的なモラルを日本が取り戻さない限り、将来、子供達が
健全に育っていくことは不可能でしょう。
ペンネーム あかま より