私の志田氏への批判から始まった一連のやりとりが波紋をひろげてしまい、
申し訳なく思っています。飯島様の趣旨に反しているのではないか?、とても
見苦しい言い争いではないか、などのご批判がいくつかありましたことを
謙虚に受け止めたいと思います。
ここで、今まで言いそびれてしまいましたが、私の少年犯罪に対する見解を
述べさせてください。 
 少年法廃止。原則として刑事罰の適用年齢は制限なし。ただし親権者から
 の虐待に対しての防衛等、特殊な場合も起りうるので、刑事罰特別免除等
 を設ける。懲役については成人と分離、年齢層別の収監などなど。更正
 プログラムについては、徹底的に情報公開し世間の審判を問う。これは
 全く効果のないプログラムが平然とカウンセラーの自己満足のために
 続けられてしまうことを防ぐため。もちろん快楽殺人者少年などは論外。死刑。
 なお成人も含めて、現行の傷害致死罪はリンチ殺人が殺人罪よりも罪が
 軽くなってしまうようなバカげた法律なので、廃止して新たに厳しいものに
 作り変える。究極のところは「復讐権」、「仇討ち法」が欲しいところだが、
 まだ考えがまとまっていない。刑法全体の見直しは必須。陪審制も必須。
 現在のような世間知らずのエリート裁判官は、本当のワルが何なのか
 全く知らないで育ってきたものが多いので、悪ガキの言い訳テクニックに
 コロンと騙されてしまうので、ダメ。
 
 以上が少年犯罪が不幸にも起こってしまった後の話。防止策は、以下。
 
 日本の少年犯罪の多さは異常です。BBSの掲載などをみると繁華街よりも
 住宅地のコンビニなどのほうがはるかに危険という報告もあり、いよいよ
 末期症状に近づいている。統計では犯罪検挙者の約半数が少年との事。
 暴走族のバイクも没収できない甘い警察、まず隠される学校内暴力。実態
 は途方もない件数の少年犯罪が日々繰り返されている。私は仕事で海外に
 在住しています。時々日本に帰りますがまあ悪ガキのおおいこと、おおいこと。
 あの雰囲気、絶対に異常。ホントです、信じてください。人権派と唯一一致
 する点は、法律を改正するだけじゃダメということ。だから予防が必要です。
 まず森首相は「少年犯罪非情事態宣言」をすること。呑気にしてられません。
 学校内犯罪は非情に隠しやすく、犯罪者が腕を磨く場になっている。犯罪が
 許されることで完全に図にのらしている。現在日本で最も犯罪が横行して
 いる場のひとつは学校である。これは事実。だから警察の介入はどんどん
 すべき。それに反対する人は自宅に空き巣が入っても警察にはとどけないのね。
 もちろん警察権力の濫用はいけません、これは当たり前のこと。
 暴力少年とその親には、初期の段階で市議会や警察などが警告。暴力が
 続く場合はじゃんじゃんしょっぴく。被害者は子供が多く刑事告訴の行使は
 本人はできない。また被害者の親も同地域内のため犯人からの復讐が
 怖い。だから公権力がもっとしっかりしなければならない。小学校から
 「犯罪防止」「刑法」などの授業を文部省通達で必須とさせる。そして
 「いじめ」が少年犯罪の第一歩なのでいじめ対策の徹底。いじめ
 を繰り返す恐れのある少年は、隔離、監視。などなどです。
 必ず誤解する人がいるのでいいますが、以上のような公権力の強化は
 必ず濫用される場合が起りうるので、公権力に対する外からの監査、
 情報開示、民主化等をより徹底しなければいけないことはいうまでもありません。
 
以上が私の案です。もちろんこれは厳しすぎるという項目もあるかもしれません。
これからはもっと具体的に煮詰められるように、研究いたします。
 
さて最後にひとつだけ皆様に私の気持ちをわかっていただきたい。 
少年法改正反対派がよく使う「地域に追い詰められた少年」などに代表
される抽象的な言葉は非情に危険です。実態を覆い隠してしまう。
耳に心地よい。抽象的ゆえに真偽が問われない。だって、少年犯罪者って、
全然地域に追い詰められたりしていないじゃない。暴走族なんて自分達
の住んでる町で我が物顔で走ってるんですよ。追い詰められた例なんて
ありますか?事実は正反対じゃないですか。大嘘ですよ。
そうゆう抽象論、理想論て結構影響力あるんです。事実の反対や、大嘘って、 
普通通らないんです。ところが抽象論だと通っちゃうんです。だから志田さん
には申し訳ないけれどきつく批判させてもらったんです。現実から離れた
言葉の矛盾、怖さを討ちたかった。そうすれば今後不必要な抽象的な言葉に
邪魔されずに議論することに役立つのではと思ったのです。もちろん比喩、
例え、理想等どんな文章にだってありますよ。私のだってもちろんある。
でも改正反対派の主張ってそれらが異常に多すぎます。私の下品な言葉
使いより一見きれいな抽象的な言葉のほうがずっと残酷なんだということを
示したかった。事実を無視しているという点で。
山崎さんもそういう意味で私の援護をしてくれたんじゃないかと思うのです。
批判もあることですし、志田さんの反論にお答えするのはやめておきます。
自分から吹っかけておいて申し訳ないですが。
飯島さん。この件でご心労かけてしまったと思います。申し訳ございません。
 
by駐在員